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http://re-fi.x0.com/result/k/k2193.html#DATA
◆Ail Lam Noel◆
12月25日生/187cm/オッドアイ/本物かどうかは分からないがしっぽがある
「世界の終わり」に縛られている気の毒な獣人。
彼なりの答えを見つけるまで彼の旅は続くであろう。
+++
「世界の終わりにあたしは行くわ」
ふぅ、と煙を吐き出し残酷なほど美しいその女は言った。
「どうしたの? そんな顔して!」
笑いながらそう言い、エィルの頬をそっと撫でる。
「心配なんかしちゃだめよ。あんたはもう一人でも大丈夫だわ。あたしが育てたんだもの」
その言葉に、エィルは目を見開いて女を見上げる。
「・・・ひとり・・・?」
「そう。お別れよ。あたしは世界の終わりに行くの」
「世界の、終わり・・・?」
口から吐き出された煙がエィルの困惑しきった顔のまわりを漂う。
しばらく眺めると、女はエィルの頬から手をはなし、両手を大きく広げた。
「そこがあたしの旅の終着点よ。欲しいものがそこには全部揃ってるの」
「・・・いかないで・・・!」
エィルは泣き出しそうな顔で女に懇願する。
「いかないで・・・ぼくは、ぼくは・・・」
女は一瞬きょとんとした顔をし、大きく笑った。表情がくるくる変わる女だ。
「エィル。泣き言なんか言わないで。そんな男に育てた覚えは無いわ。・・・ふふふ、ぜーんぶ焼き尽くしちゃった、そんな女よ、あたしは。
あんた以外のすべてを焼き尽くした。銀色のライオン、双子の道化師、風使いの少年、鬱病の空中ブランコ乗り。あんたの仲間全員ね。あたしが見初めた術使いばかりよ。役に立ったわ。
巡業で手に入れた宝石、絵画、美女の剥製。あれもこれも全部全部今じゃ灰よ。あっけないわね。世界ってそんなものなのよ。だからあたしは終わらせにいくの」
燃え盛る炎、黒い夜に轟々と吐き出される醜悪な生き物のような灰の塔。冷たい雨がその炎を鎮める頃、彼の育ったテントはか細い骨でしかなかった。
―――それらの光景を思い出し、エィルの目に涙が浮かんだ。
「・・・ごめんね、エィル・・・」
女は煙草を地面に落とし、尖った靴の先で火を消した。そして、エィルを優しく抱きしめる。
薔薇の香り。体温。
「さようなら」
+++
どこかでサーカス団の団長をしている。司会、ナイフ投げ、奇術が得意。音楽は嗜む程度。特に練習せずともだいたいの楽器は奏でることができる。
島にはバカンス気分で遊びに来たがおもしろい旅人がたくさんいるので内心わくわくしている。
常に口元には笑みを浮かべているが両目は笑っていない。
ロメリアには淡い恋心を抱いているようであるがエィル本人は気づいていない。
恋心といっても、ロメリアが他の旅人と仲良さそうに話すのを見るとチクチクと痛む胸に違和感を覚える程度。
ロメリアの容姿が育て親の女に少し似ているところも関係していそうではあるが、だとすればエィルは永遠に恋を自覚しないであろう。
美食家で、島独特の食材で色んな料理に挑戦する。リスカーネイルに出会い旨い肉の調理方法を聞きだそうとしたが失敗に終わった。
旅人との交流がとても好きなので、突撃メッセージは大歓迎。
ふぁぼ気まぐれです。
+++
絵、ありがとうございました
プロフ絵:葱。(536) 様
アイコン1、3:偽島プロフ絵スレ住人様
アイコン2:あび(1823)ちゃん
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◆Ail Lam Noel◆
12月25日生/187cm/オッドアイ/本物かどうかは分からないがしっぽがある
「世界の終わり」に縛られている気の毒な獣人。
彼なりの答えを見つけるまで彼の旅は続くであろう。
+++
「世界の終わりにあたしは行くわ」
ふぅ、と煙を吐き出し残酷なほど美しいその女は言った。
「どうしたの? そんな顔して!」
笑いながらそう言い、エィルの頬をそっと撫でる。
「心配なんかしちゃだめよ。あんたはもう一人でも大丈夫だわ。あたしが育てたんだもの」
その言葉に、エィルは目を見開いて女を見上げる。
「・・・ひとり・・・?」
「そう。お別れよ。あたしは世界の終わりに行くの」
「世界の、終わり・・・?」
口から吐き出された煙がエィルの困惑しきった顔のまわりを漂う。
しばらく眺めると、女はエィルの頬から手をはなし、両手を大きく広げた。
「そこがあたしの旅の終着点よ。欲しいものがそこには全部揃ってるの」
「・・・いかないで・・・!」
エィルは泣き出しそうな顔で女に懇願する。
「いかないで・・・ぼくは、ぼくは・・・」
女は一瞬きょとんとした顔をし、大きく笑った。表情がくるくる変わる女だ。
「エィル。泣き言なんか言わないで。そんな男に育てた覚えは無いわ。・・・ふふふ、ぜーんぶ焼き尽くしちゃった、そんな女よ、あたしは。
あんた以外のすべてを焼き尽くした。銀色のライオン、双子の道化師、風使いの少年、鬱病の空中ブランコ乗り。あんたの仲間全員ね。あたしが見初めた術使いばかりよ。役に立ったわ。
巡業で手に入れた宝石、絵画、美女の剥製。あれもこれも全部全部今じゃ灰よ。あっけないわね。世界ってそんなものなのよ。だからあたしは終わらせにいくの」
燃え盛る炎、黒い夜に轟々と吐き出される醜悪な生き物のような灰の塔。冷たい雨がその炎を鎮める頃、彼の育ったテントはか細い骨でしかなかった。
―――それらの光景を思い出し、エィルの目に涙が浮かんだ。
「・・・ごめんね、エィル・・・」
女は煙草を地面に落とし、尖った靴の先で火を消した。そして、エィルを優しく抱きしめる。
薔薇の香り。体温。
「さようなら」
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どこかでサーカス団の団長をしている。司会、ナイフ投げ、奇術が得意。音楽は嗜む程度。特に練習せずともだいたいの楽器は奏でることができる。
島にはバカンス気分で遊びに来たがおもしろい旅人がたくさんいるので内心わくわくしている。
常に口元には笑みを浮かべているが両目は笑っていない。
ロメリアには淡い恋心を抱いているようであるがエィル本人は気づいていない。
恋心といっても、ロメリアが他の旅人と仲良さそうに話すのを見るとチクチクと痛む胸に違和感を覚える程度。
ロメリアの容姿が育て親の女に少し似ているところも関係していそうではあるが、だとすればエィルは永遠に恋を自覚しないであろう。
美食家で、島独特の食材で色んな料理に挑戦する。リスカーネイルに出会い旨い肉の調理方法を聞きだそうとしたが失敗に終わった。
旅人との交流がとても好きなので、突撃メッセージは大歓迎。
ふぁぼ気まぐれです。
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絵、ありがとうございました
プロフ絵:葱。(536) 様
アイコン1、3:偽島プロフ絵スレ住人様
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